ひどい癇癪、突然なんの脈絡もなく大声で叫ぶ、一番危険な行動が大好き、ひたすら走り回る。全て息子の特徴です。もともと障害児や医療的ケア児のための学童である放課後等デイサービスで働き、障がいのある子どもとの関わり方を知っているつもりでした。しかし、自閉症スペクトラムという特徴をもつ息子の子育てで考え方や価値観が大きく変わっていきました。
息子と外に出ては冷たい視線を浴び「ごめんなさい」と頭を下げ続け、親子共に生きづらい世の中を実感し、一般園に通い始めれば1ヶ月で退園を勧められ、子どもなのに社会から受け入れてもらえないと絶望をしました。そこから療育施設に通うようになり、同じ境遇の親御さんと交流する中で、私は1人ではなかった、人と繋がる事がこんなにも安心することだということに気付かされました。
今はまだ5歳で「可愛い」と言われる年齢ですが、これから大きくなるにつれ「可愛い」から「怖い」と言われる事の方が多くなるのではないでしょうか。生きづらさを感じて生きていく息子の姿は見たくない。この笑顔を消したくないと強く思うようになりました。
主婦の私になにができるのだろうと考え、ありのままの息子の姿を見せる事でいろいろな子が、社会で共に過ごしているということを知ってもらいたい。これから発達凸凹サポートママとして、人との繋がりを大切にし、共に生きづらさを感じている人達が受け入れてもらえる世の中を作る手助けをしていきたいです。